2025年から新制度となったNISA(少額投資非課税制度)。投資初心者の方にとっては、「どの金融機関で始めればいい?」「つみたて投資枠と成長投資枠はどう違う?」といった疑問が多いかもしれません。
特に石川県では、信用金庫や地方銀行での相談ニーズが高く、対面サポートを活用しながら長期投資を始める方が増えています。
本記事では、新NISAの基本から口座開設、運用開始までを5ステップで具体的に解説。さらに、ネット証券・信金・地銀それぞれの特徴を比較しながら、あなたに合った始め方を紹介します。
新NISAの基礎知識(2025年版の要点)
新NISAは2024年からリニューアルされ、2025年も同じ枠組みで運用されています。旧制度との違いを理解しておくと、ムダのないスタートが可能です。ここでは、投資枠の種類・非課税限度額・制度の誤解の3点を整理します。
つみたて投資枠・成長投資枠の違い
新NISAでは、つみたて投資枠(年間120万円)と成長投資枠(年間240万円)の2つを併用可能。どちらも非課税期間は無期限となり、合計投資上限は生涯で1,800万円(うち成長枠は1,200万円まで)です。
つみたて投資枠では金融庁が指定する投資信託のみ、成長投資枠では個別株・ETF・REITも対象。リスク許容度に応じて配分を考えるのがポイントです。
長期×分散が基本!
- つみたて枠=積立専用(低リスク)
- 成長枠=株・ETF対応(中~高リスク)
- 非課税期間は無期限
「どちらかではなく、両方使う」が新NISAの特徴。投資初心者は、まずつみたて投資枠から始めて慣れていきましょう。
最初は“つみたて枠”だけで十分!
非課税限度額・期間・ロールオーバーの考え方
新NISAの最大の特徴は、非課税期間が無期限であること。売却後も同額分の非課税枠が再利用できる「再利用制度」が導入されています。旧NISAのようなロールオーバー手続きは不要。
つまり、「使って・売って・また使う」が可能です。生涯1,800万円までという上限を意識しながら、長期的にコツコツと積み上げていくのがポイントです。
“使い切り”ではなく“循環型”!
- 非課税期間=無期限
- 売却すれば枠が再利用可能
- 生涯投資上限=1,800万円
「使い切ったら終わり」ではありません。再利用できる点が新NISA最大の魅力です。
ムリせず長く使う制度だね!
よくある誤解(損益通算・配当課税など)
新NISAでは、損失が出ても他口座の利益と損益通算はできません。また、非課税枠内で得た配当金・分配金は課税されませんが、「一般口座での受取設定」にしてしまうと課税対象になります。
必ず「再投資型」や「NISA口座で受け取る」設定にしておきましょう。細かい初期設定で、非課税メリットが大きく変わります。
設定ミスは損!
- 損益通算はできない
- 配当受取設定は「NISA口座」
- 再投資型で複利を効かせる
設定の“ひと手間”が利益の差に!
はじめる前の準備(石川県民向けチェック)
投資を始める前に、家計全体を整えておくことが大切です。新NISAは“余裕資金”で行う制度。生活費や緊急資金を確保した上で、どれだけ投資に回せるかを考えましょう。特に石川県では、車保有率が高く維持費もかかるため、毎月の固定費を含めた設計が重要です。
目的・期限・毎月の積立可能額を決める
「何のために投資するのか?」を明確にするのが第一歩です。老後資金・教育費・住宅資金など、目的と期限を決めておくとリスクをコントロールしやすくなります。目安として、毎月の手取りの10〜15%を積み立てに回すのが理想。収入や家族構成に応じて柔軟に設定しましょう。
目的があると続けやすい!
生活防衛資金と保険の整え方
急な出費に備える「生活防衛資金」を先に確保しておきましょう。一般的には、生活費の3〜6か月分が目安です。また、医療保険・生命保険・車両保険などの加入状況も点検。石川県のように冬季の車利用が多い地域では、思わぬ支出に対応できるようにしておくことが重要です。
守りがあってこそ攻められる!
口座種別(一般/特定)・マイナンバー等の確認
新NISA口座を開設するには、本人確認書類(運転免許証など)とマイナンバーの提出が必須です。金融機関ごとにオンライン申込・郵送申込が選べます。
既存の証券口座がある場合、特定口座(源泉徴収あり)を併用すると確定申告が不要で便利です。事前に手続き方法を確認しておきましょう。
書類準備でスムーズに!
新NISAの始め方《5ステップ》
準備が整ったら、いよいよ新NISAをスタート。ここでは、申込から積立設定までの流れを5つのステップで解説します。どの金融機関でも基本は同じですが、操作方法やサポート体制に差があるため、自分に合う環境を選びましょう。
STEP1|金融機関を選ぶ(ネット/地銀・信金の比較)
ネット証券は低コスト・商品数の豊富さが魅力。地銀や信用金庫は、対面相談や初期設定サポートに強みがあります。石川県では北國銀行・のと共栄信用金庫・金沢信用金庫などが投資相談窓口を設置。初心者はまず、窓口で相談しながら口座開設するのもおすすめです。
ネットは速く、信金は安心!
STEP2|NISA口座開設の申込・本人確認
口座開設は、マイナンバーカードと身分証をアップロードすれば、最短翌日〜数日で完了します。申込時に注意すべきは、NISA口座は1人1金融機関のみという点。
すでに別の証券会社で開設済みの場合は、金融機関変更手続きが必要です。対面窓口の場合、スタッフが書類を確認してくれるため安心です。
1人1口座ルールを忘れずに!
STEP3|つみたて設定(積立日・金額・自動化)
積立日は「給料日直後」に設定するのがおすすめ。先取り貯金と同じ発想で、使う前に投資へ回します。金額は月5,000円からでもOK。
新NISAでは途中変更・増額も可能なので、少額から慣れるのがポイントです。自動積立設定をしておけば、続けるハードルが一気に下がります。
“給料日積立”が続くコツ!
STEP4|商品選び(インデックス/バランスの基準)
投資信託を選ぶ際は、まず「長期・分散・低コスト」の3原則を意識しましょう。特に初心者には、世界全体に分散投資できるインデックスファンドがおすすめ。
国内外の株式・債券・不動産を組み合わせたバランス型も安定的です。販売手数料0円(ノーロード)で、信託報酬が低いものを選びましょう。
“安く・広く・長く”が鉄則!
- 全世界株式インデックス(例:オルカン)
- バランス型(株+債券)で安定運用
- 信託報酬0.3%以下が目安
商品より“続け方”が大事だね!
STEP5|点検ルール(年1回の見直しと増額)
新NISAは長期運用が前提の制度ですが、年1回の点検をおすすめします。評価額が大きく増えた・収入や支出が変わった場合は、積立額を調整しましょう。
逆に、短期的な値下がりで慌てて解約しないこと。積立を続けることで、ドルコスト平均法が効果を発揮します。
見直しは“年1回”で十分!
- 積立額・目的を年1回点検
- 短期の値動きで動かない
- 余裕資金を追加投資に回す
“ほったらかし”の中に点検を!
投資初心者が相談すべき金融機関とは?
新NISAを始める際、金融機関の選び方は大きなポイントです。石川県では、地元の信用金庫・地方銀行が投資初心者向けの相談体制を整えています。一方で、ネット証券は低コストと手軽さが魅力。ここではそれぞれの特徴を見ていきましょう。
信用金庫・地銀に相談するメリット(対面サポート)
信金や地銀の強みは、顔の見える相談と地域密着型の安心感。石川県内では、のと共栄信用金庫や金沢信用金庫などがNISAセミナーや無料相談会を開催しています。手続きや積立シミュレーションをスタッフが一緒に行ってくれるため、「初めてで不安」という方には最適です。
地元で安心して始められる!
対面で相談できる安心感は、ネット証券にはない大きなメリットです。
ネット証券の強み(低コスト・品揃え・ツール)
ネット証券(SBI証券・楽天証券など)は、取扱商品数が多く、手数料が低いのが特徴。スマホで口座開設・積立設定まで完結できます。自動積立・目標設定・可視化ツールなども充実しており、家計簿アプリ連携も可能です。操作に慣れれば、最も自由度が高い選択肢です。
スマホ1つで完結!
時間や場所を選ばず、自分のペースで投資を進めたい方に最適です。
ハイブリッド活用(窓口で学び→ネットで運用)
最近は「学びは地元、運用はネット」というハイブリッド型の投資スタイルも増えています。信金で基礎を学び、ネット証券で自分のペースで積立を続ける方法です。金融リテラシーが高まれば、家族にも運用を共有しやすく、継続もしやすくなります。
地元×ネットで最強タッグ!
それぞれの良いとこ取りをして、賢く資産形成を進めましょう。
石川県で選ばれている相談先の特徴(中立・公平)
石川県では、のと共栄信用金庫・北國銀行・金沢信用金庫などが地域住民向けにNISA・iDeCo無料相談を実施しています。金融機関ごとに取り扱う投資信託は異なりますが、基本方針や相談姿勢は中立的。売り込みではなく、家計全体のバランスを重視するサポートが特徴です。
“押し売りなし”の中立姿勢が安心!
まずは相談に行ってみることで、自分に合った投資スタイルが見えてきます。
つまずきやすいポイントQ&A
Q暴落時にどうする?積立は止めるべき?
A
暴落時こそ、積立を止めないことが重要です。値下がり時に買い増すことで、平均購入単価を下げる効果が働きます。10年以上のスパンで見れば、過去の大半の下落は回復しています。積立停止よりも、「金額を減らして継続」の方が得策です。Q配当や分配金の受け取り設定は?
A
新NISAでは「再投資型」または「NISA口座で受け取る」に設定しておけば、配当・分配金も非課税のまま再投資されます。「一般口座で受け取る」設定にしてしまうと課税対象になるため注意。初期設定の見直しは、必ず最初に確認しておきましょう。QNISAとiDeCoの使い分け
A
NISAは「いつでも引き出せる」流動性の高い制度、iDeCoは「60歳まで引き出せない」長期専用の年金制度です。目的で使い分けましょう。NISA=貯蓄・運用、iDeCo=年金補完が基本の考え方です。両方を組み合わせることで、税制メリットを最大限活かせます。
まとめ:今日から始める3アクション
最寄りの相談予約/口座申込
まずは行動を。信金や地銀の投資相談窓口、またはネット証券のサイトから口座開設を申込みましょう。初回面談では「目的・金額・期間」を伝えるだけでOK。スタッフが最適な積立設計をサポートしてくれます。
初期設定テンプレ(積立日・金額・商品)
積立日は給料日直後、金額は手取りの10%前後、商品は世界株式インデックスを基本に設定。迷ったら、信金や銀行の投資シミュレーションで試算してみましょう。自動化すれば、日々の値動きを気にせず続けられます。
年1回の点検チェックリスト
毎年1回、NISAの残高・積立設定・目標を見直しましょう。投資信託の信託報酬や評価額も確認し、必要なら乗り換えを検討。信金・地銀では年次面談でフォローしてくれるところもあります。

